ケバブナイト今宵 僕達の戦いは終わらない

ちっす望月です。

皆さんはケバブは好きですか?

突然の質問ですいません。
今日はケバブについてお話ししようと思ったのですが
上手いことケバブの話に導入する方法が分からなくて
このように唐突な質問から導入させていただきます。





では、改めまして。
皆さんはケバブが好きでしょうか?


僕は高校生の頃からケバブが大好きです。
というのも僕の高校は阿佐ヶ谷にあったのですが、
阿佐ヶ谷にはとても美味しいケバブ屋さんが存在しまして。

何を隠そう、自分のケバブデビューは
そちらの阿佐ヶ谷ケバブでございます。

高校一年生の夏、テスト終わりに友達に紹介してもらって行ってから
ケバブの虜でございます。


高校三年間通いつめました。
頻度は落ちてしまいましたが、
高校卒業した今でもよく阿佐ヶ谷ケバブに行かせてもらっております。


そこのおじちゃんがよく僕たちに言ってました。
「ココノケバブは日本一美味シイ」と。

トルコ出身のおいちゃんが陽気に言ってるなぁ
くらいのイメージだったのですが、

高校を卒業して、活動範囲が広がったこともあり、
様々な場所のケバブを食べる機会が増えてからのこと。

おっちゃんの言葉が本当だったことに気が付きました。



新宿、渋谷、下北。

その辺に遊びに行くと、ケバブを売っている店があるのですが、
そこでケバブを食べて衝撃を受けました。

「これがケバブ…?」

今まで阿佐ヶ谷ケバブばかり食べていたので
ケバブ=阿佐ヶ谷ケバブ
だった僕は驚きです。

もちろんどこのケバブを食べても美味しいのですが
阿佐ヶ谷ケバブで肥えた舌を満足させてくれるケバブ屋が
全く現れないのです。

おっちゃんの言葉が脳に響きます。
「ウチノケバブハ日本一美味シイ」。

あれはおっちゃんが陽気に適当言っていたわけではない、
それが分かってきました。




そんなある日のこと。
地元に屋台で別のケバブ屋さんが来たときの話。

たまたま高校も地元も同じ友達と遊んだ帰りに
駅前にケバブの屋台が来ていたので僕達は大興奮。



そう、ケバブが好きなのは
僕だけではなくその友達も。
いや、もっというと僕の高校の生徒のほとんどはケバブが大好きなのです。

他の高校の生徒が
「帰りにラーメン行こう!」とか言ってるノリで
僕の高校の生徒達は「帰りにケバブ行こう!」なんて会話を普通にしていたので。


恐らくトルコの次に「ケバブ」って単語を使っている地域は阿佐ヶ谷だ
と言っても過言ではないくらい
僕の高校でケバブは日常の一部分であり、大人気だったのです。


そんな高校に通っていた二人の地元にケバブがやってきた!

僕達は焼き肉をお腹一杯食べた後にも関わらず
ケバブを購入しました。

その時、店主の方と少しお話をしまして。

僕は高校時代、阿佐ヶ谷のケバブに毎週行っていたから
ケバブには目がない、という話をしたら

店主さんは、なんと阿佐ヶ谷のケバブをご存じらしく。



彼が言うには、ワンピースで例えるなら
阿佐ヶ谷ケバブは
日本ケバブ界で言うところの七武海である。とのこと。


僕達は大喜び!
僕達の愛したケバブは、やはりケバブ界のトップクラスだった!
僕達は間違ってなかった、と。



しかし、店主さんは続けます。

しかし、日本ケバブ界の「四皇」ではない、と。





僕達は驚きました。
あの阿佐ヶ谷ケバブより、さらに高いレベルのケバブがあるだと…!?


僕達は聞きます。
そこはいったい何処なんだ!?

少し間をおいて、店主は答えました。

「…秋葉原だ。」





秋葉原
そこに僕達の愛した阿佐ヶ谷ケバブに勝ったケバブがあるのか。

愛する阿佐ヶ谷ケバブに勝ったケバブが
果たしてどんなものなのか、
そんな阿佐ヶ谷ケバブloverとしての
対抗心や好奇心のような感情と

阿佐ヶ谷ケバブに勝るケバブなんて、
いったいどれだけ旨いのだろう!
そんな一人のバブラー※
としての楽しみな感情を覚えました。








そしてついに昨日、
愛しの阿佐ヶ谷ケバブを倒した敵であり、
僕達バブラーに美味しいケバブを提供してくれる感謝すべき店

秋葉原ケバブを訪れました。



秋葉原ケバブの店に入ると
まず最初に目に飛び込んできたのが




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こちら。
さすがは日本ケバブ界の四皇。
正式に日本一の座はいただいた、ということか。



そして僕達はケバブを注文。

僕達が普段阿佐ヶ谷で頼んでいた
ケバブ丼(ミックス)。

普通ケバブというと、サンドを想像しがちですが、
僕達はずっとケバブ「丼」を食べてきたのです。

ミックスというのは、
ビーフとチキンを両方乗せてもらうこと。

僕達はいつも阿佐ヶ谷ケバブをミックスで頼んできたこと以外でも、
両方の肉がしっかり旨いことを確認するためにも
ミックスにさせていただきました。



ケバブ丼ミックス。
阿佐ヶ谷でめちゃくちゃ食べてきたので
阿佐ヶ谷ケバブのケバブ丼ミックスの味は
嫌でも舌が覚えております。


この舌で、阿佐ヶ谷ケバブに勝ったお前のことを
早く味合わせてくれ。


もうこの店に入った時の僕達は
阿佐ヶ谷ケバブのファンとしてではなく
一人のケバブloverです。

そうではないと、どうしても阿佐ヶ谷ケバブに有利な判定をしてしまうから。

そのような自体が起こらないように
公平な審査をしたいので、
阿佐ヶ谷ケバブを愛する気持ちや、
高校の頃の思い出は一度無かったことにして

真っ白な心で、日本一美味しいとされている、
秋葉原ケバブを食べようではないか。




そんなことを考えていると
王者、秋葉原ケバブが僕達のテーブルにやってきました。






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(阿佐ヶ谷ケバブの写真もあれば比較できて良かったけど
持ってませんでしたごめんなさい。)

うまそう。とってもうまそう。
このために昼飯を抜いてきた僕。

ケバブの匂いが漂っているだけでもニヤけていたのだから
これを見たときは笑顔全開でした。


そして食べる。

旨い。確かにめちゃくちゃ上手い。
流石王者秋葉原ケバブ。
阿佐ヶ谷ケバブを倒したことも納得の味。


この旨さを上手に伝えるためのボキャブラリーが僕にないことを
心から悔やみます。
ただ信じてください。本当にめちゃくちゃ旨いんです。

それは一緒に行った友達も一緒。
めちゃくちゃ旨いって言いながら食ってました。



そして幸せな時間がおわり、
お会計を済ませて店から出たあと
僕達はいっせいのせ!で
秋葉原と阿佐ヶ谷、どちらのケバブの方が旨いかを発表することに。









結果は三人とも阿佐ヶ谷ケバブの方が旨い、
という感想でした。

いや、阿佐ヶ谷ケバブの方が旨い、
というと語弊があります。
阿佐ヶ谷ケバブの方が好み

そう言いました。

レベルの高い争いになると
どちらが旨い、なんてことは分からない。
優劣つけられないほどどちらもうまいのだから。
だから自分の好みの方を発表する、
ということしか僕達には出来ないのです。



ちなみに僕が阿佐ヶ谷ケバブの方が好みだと思った決めては

チキンの厚さ、でした。

阿佐ヶ谷ケバブのチキンの方が厚く
噛んだときの感じとかが
僕は個人的に好きだったところが
今回の勝負の決めてでした。


そして友達の一人、地元高校共に同じだったかれも
全く同じ理由を挙げてました。









しかし、今回の一回だけで
阿佐ヶ谷ケバブの勝ち
と決めつけるのはあまりに短絡的過ぎないか?

圧倒的な差があったならまだしも、
ここのケバブ間の差はとても僅差であった。
これは僕達の腹のコンディションや店側のコンディションによって
結果が変わる可能性は限りなく高い。

確かに阿佐ヶ谷ケバブは店側のコンディションにより
肉の量などが毎回違うので、
秋葉原も今回はコンディションが悪かったのかもしれない。
今回だけで阿佐ヶ谷の勝ち、と決めつけるのはまだ早い。


ということで、まだ最終的な勝敗はつかぬまま。



また遠くならないうちに
秋葉原ケバブ、阿佐ヶ谷ケバブ
それぞれ名ケバブを食べ
その度に評価していく制度を採用することになりました。

これからも秋葉原ケバブ、阿佐ヶ谷ケバブと僕達の旅は終わらない。
そしていつか、新しいケバブ屋がこの争いに参入してくることを楽しみにしています。














長々と書いたのに結局明白な勝敗出てなくてすいません。
ちなみに※で書いた「バブラー」とは
ケバブをこよなく愛する人
のことを指す専門用語です!
ケバブ通ぶりたいときにぜひ使ってみてください!

なお、さらにレベルの高いバブラーに
「バブラーなめんな!!」と起こられても
当方は一切の責任を負わないものとしますので、
ご了承ください。