恋の伝説に タオルはいらない

ちっす望月です。

 

実は自分先週の土日に、地元の友達たちと

静岡の伊豆の方に旅行に行ってまいりました。

 

一緒に行ったメンバーは僕を入れた男子四人と、女の子四人。

男女八人夏物語って状態でございます。

 

なんかリア充っぽくないですか?

女の子も一緒に旅行行くなんて!しかもその女の子たちっていうのが

僕の地元の中でかなりトップレベルの四人というか、

中学生の頃「好きな人誰?」って聞いたら、基本的にその四人の誰かの名前が挙がってくる、って感じの美人さん四人とですよ。

めちゃくちゃリア充っぽくないですか?

 

 

正直な話、俺は自分のことリア充だと錯覚しましたよ。

だってリア充達に紛れて、今まで憧れていたような

リア充っぽいことしてたんですもん。

 

皆でレンタカー2台借りて、キャッキャ言いながら伊豆まで行って。

噛みしめましたよリア充気分を。忘れないようにしっかり噛みしめてきましたよ。

 

伊豆のぐらんぱる公園ってところで、

女の子と二人でウォーターバルーン乗って

「あぁ、リア充」。

 

そのぐらんぱる公園の不思議な自転車乗るところで

各々が気になる自転車で遊んでる中、

女の子に二人乗りの自転車一緒に乗ろうなんて誘ってもらって

「あぁ、リア充」って。

 

いたるところにリア充感を味わうチャンスが転がってるんですもん。

一つ一つ大切に大切に噛みしめていきました。

 

 

 

帰りの車で、俺と一人の女の子が後ろの席に座ってたんですが、

その子が眠くなってしまったみたいで、

俺に「膝枕でねてもいい?」なんて聞いてきて。

 

「あぁ・・・」もう、リア充なんて単語も出てこない、

感嘆詞しか頭に浮かばなくなってしまうレベルのリア充イベントまであって。

 

断るはずもなく、「お願いします」なんて了承したら

ありがとう、なんて言われてしまって。

 

そのころには僕もう勘違いしてましたもん。

「俺は旅行でリア充気分を味わってるんじゃなくて、

俺は実はただのリア充だったんだ」って。

 

そんなこと思ってたら、その子が僕の膝にタオルを敷いてから

頭を乗っけてきてくれたわけなんですよ。

 

「あぁ、リアじゅ・・・タオル?」

 

僕はてっきり僕のズボンの上に

直接頭を乗っけていただけるものだと思っていたんだけど、

なんでタオル敷いたの?

 

そんな疑問が顔に出ていたんでしょうね、

その子が天使のように美しい顔で説明してくれました。

 

「汚れちゃいそうだからタオルしくね!」

 

あぁ、そうだった。

自分のことリア充だって勘違いしていたけど、

俺ただのグロメンピザ系キモオタ童貞だったんだ忘れてたわ。

 

そうっすよね、グロメンピザ系キモオタ童貞って汚らしいっすもんね。

そりゃ、タオルしかなきゃ汚れちゃうかもしれませんよね。

「もちづ菌」的なアレが接触してる部分から入ってくるかもしれませんもんね、

あなたは何一つ間違ったこと言ってない。

僕が汚らしいグロメンピザ系キモオタ童貞であることがいけないですもんね。

 

 

そんなこと重々承知した上で一言だけ言わせてもらいたいのが、

 

だったら膝枕なんてねだるな。

 

 

 

なんてネットでは言いながらも、

結局膝枕させてもらったら、可愛すぎてとても幸福感を感じて

何を言われようとも

僕は将来この娘の膝枕に就職したいなぁ、

なんて思ってしまう望月でした。